出版社内容情報
日本文化の源流と歴史の古層を求めて,世界に知られた在野の民際派人類学者は,戦時下の東アジアを走破し,旺盛に調査し,学際的アジア研究を提唱した.彼は日本軍の干渉にいかに対処し,支配下の異民族にどう接したか.
内容説明
東京帝国大学を辞去し家族とともに東アジア全域を踏破した日本初の探検型フィールドワーカー・島居龍蔵、その壮絶なる生涯に肉迫。
目次
ドルメンじゃ
新高山の白雪を踏む
「コロポックル」の謎を追って
妻きみ子との出会い
貴州苗族に「日本民族」を求めて
伊波普〓と沖縄調査
わがライフワーク「満蒙」
沙漠に契丹の都を追う
遼帝国の版図に遺るシャーマン
朝鮮に楽浪漢墓を発見〔ほか〕
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