吉野の鮎 - 記紀万葉雑攷

吉野の鮎 - 記紀万葉雑攷

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  • サイズ A5判/ページ数 416,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000023634
  • NDC分類 910.23
  • Cコード C0091

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

84
この本も林周二先生の本で進められていたものの1冊です。万葉集や日本記紀についての論考がかなり収められています。すべては読みとおせませんでした。表題の論文は日本書紀にある天皇の和歌についてかなり当時の状況を分析されています。また「海行かば」は戦時中によくうたわれたといわれる有名な大友家持の歌ですが、その本当の意味がよくわかりました。それのしてもこの本は難しく研究者でないと読みとおせない気がします。2023/11/06

翔亀

21
日本古代にホメロスのような英雄叙時詩の存在を初めて主張したという国文学者による昭和16年(!)刊行の本(S48年に復刊され版を重ねた)。私は、書名の「吉野の鮎」って何だ?と気になっていたところ、坂東眞砂子「朱鳥の陵」(この本、天武-持統期の様々なトピックスが満載)に、この吉野の鮎が登場したので確認してみた。要は書紀の第27巻(天智紀)に出てくる吉野の鮎の童謡を読み解きながら、万葉集に謡われる「大君は神にしませば」という大君の世界は万葉作者の詩精神の昂揚にのみ帰するのではなく、↓2014/06/07

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