叢書・精神の科学<br> シニフィアンの病い

叢書・精神の科学
シニフィアンの病い

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784000040020
  • NDC分類 493.76

出版社内容情報

今日ほど心の豊かさが問われ,その十全なる理解が求められている時代はない.この課題に応えるべく第一線で活躍中の専門家が最新の知見に基づいて新しい角度から切り込み,現代に生きるに必要な生きた知を提供する.

内容説明

分裂病についての精神の科学の到達点を示す労作。分裂病についてこれまで何が明らかになり、これからの課題として何が残されているのか。現象学的方法の有効性と限界を明らかにし、また現代思想に大きな影響を及ぼしたJ・ラカンの分裂病理解に対する方法を辿ることによって、新たな可能性を探る。言語問題の考察を媒介に、人間にとっての分裂病の意味を問う。「ラカン以後」をも射程に収める必読の精神分裂病論。

目次

第1部 分裂病の精神病理学(第1章 分裂病像の記述;第2章 分裂病論の発展;第3章 現象学的分裂病論の問題点)
第2部 ラカンの分裂病論(第1章 序章;第2章 排除;第3章 シニフィアンの独立性と父の機能;第4章 精神病への入口)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

PukaPuka

1
前半、統合失調症に関するドイツ精神病理学の極限まで凝縮した要約と批判的考察に驚愕し、後半はラカンの精神病についてのセミネールの解説に当てられる。最後に筆者はラカン理論の不備も指摘し、陰性症状と陽性症状の架け橋となる理論構築の必要性を説く。2019/03/01

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