内容説明
信にいたる道と、学問の形成を、肉声をもって語りかけた説教・講演・エッセイ集。信仰において「小さくされる」ということ、常に弱者の側から発想するとはどういうことか。信と知を結ぶ要にあったこの問いをめぐって、研究の場での、また教会での来し方を率直に物語る。聖書の研究に新しい地平を拓いた出会い、忘れ得ぬ古里の面影…「イエスとの出会い」に貫かれた人と思想。
目次
1 知と信(イエス・キリストとの出会い;私の聖書研究;「批判的知」の形成へ;現代におけるイエスとの出会い―マルコの受難物語から ほか)
2 隣人(祈りの人―安藤仁一郎;掌のぬくもり―越中勝二さんを偲んで;夕映えに―丹波源一郎先生を偲んで;出会い―大石正雄先生のこと ほか)
著者等紹介
荒井献[アライササグ]
1930年生まれ。専攻、新約聖書学。東京大学・恵泉女学園大学名誉教授
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