内容説明
元禄二年におこなわれた芭蕉の奥羽北陸行脚。のちに『奥の細道』として結実するこの旅の様子を、随行者曾良は具に記録していた。日記全文の精緻な読解を通して、二人の旅の実相に迫る。
目次
1 白川の関越えんと―深川から白河関
2 とかくして越え行くまゝに―須賀川から松島
3 平泉と心ざし―石巻から尿前関
4 出羽の国に越えんとす―尾花沢から酒田
5 北陸道の雲に望む―鼠ヶ関から小松
6 蘇生の者に会うがごとく―吉崎から大垣
付 曾良終焉の地
著者等紹介
櫻井武次郎[サクライタケジロウ]
1939年生まれ。大阪府出身。高野山大学文学部卒業。神戸親和女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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