20世紀の定義〈2〉溶けたユートピア

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  • サイズ A5判/ページ数 271,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000265522
  • NDC分類 209.7
  • Cコード C0322

出版社内容情報

何かが終わった.思想と文化を襲った20世紀の命運とは何か.世界に構造を与える軸が溶け,深さを喪失した薄明の空間が支配している.この転換につながる歴史的文脈を探り,いま始まろうとする知的風景の様相と意義を考える.

内容説明

何かが終った。新しい現実を名づける言葉と語り口を探して。ポストから、プレへ。

目次

1 20世紀を読む(大きな物語りの行方;「もう一つの社会」への希求と挫折;神々の夜へ;意味と無意味―メルロ=ポンティの主題による変奏)
2 20世紀の水源(ルネサンスへの視線;大航海時代の霊感;フランス革命―変革のプロトタイプ;1870年代の風景―神々の黄昏)
3 20世紀の臨界(世界像の凋落―理論から制作へ;末法と来世のネガ;資本主義と投機の精神;マルクス複数の顔)

著者等紹介

坂部恵[サカベメグミ]
1936年生まれ。専攻、哲学。桜美林大学文学部教授
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