1冊でわかる
政治哲学

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  • サイズ B6判/ページ数 216p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000268790
  • NDC分類 311.1
  • Cコード C0310

内容説明

複雑化し錯綜する現在の政治現象を、どのように認識すればよいのだろうか。私たちの日常的な経験を出発点として、政治哲学の基本的な問題だけでなく、グローバル化の中で変容する、正義、フェミニズム、多文化主義、ネイション、国家をめぐる最先端の問題まで考察し、よりよい政治的構想のために政治哲学が果たす役割とその意味を明らかにする。政治に関する理論的・哲学的反省のための最良の導き。

目次

1 政治哲学はなぜ必要なのか
2 政治的権威
3 デモクラシー
4 自由と統治の限界
5 正義
6 フェミニズムと多文化主義
7 ネイション、国家、グローバルな正義

著者等紹介

ミラー,デイヴィッド[ミラー,デイヴィッド][Miller,David]
オックスフォード大学ナッフィールド・カレッジ(Nuffield College)の社会・政治理論のフェロー、オックスフォード大学政治理論教授

山岡龍一[ヤマオカリュウイチ]
1963年生。国際基督教大学卒。ロンドン大学(LSE)博士課程修了(Ph D取得)。放送大学助教授

森達也[モリタツヤ]
1974年生。南山大学法学部卒。早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程単位取得退学。日本学術振興会特別研究員(PD)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゃん

25
政治哲学の論点や現代的トピックについて、思想家の思想を示しながら、著者の考えの筋道が示されている。訳書ゆえの読みにくさがあったが、「一冊でわかる」というだけあって、コンパクトにまとめられており、また挿絵も入れられてあったので、総じて興味深く読むことができた。これから、巻末の文献案内に沿って、深めていきたいと思った。2018/07/02

masabi

12
政治哲学の入門書。平易な言葉で概念を説明しているので、格段の予備知識は必要ない。教科書的な項目の羅列ではなく、ロールズの正義の原理について第一原理はそのままに、第二原理はソーシャルミニマムと真価の原理を導入することで社会経済的不平等を是正するとの提案がある。筆者の他の著作に当たって検討することにしたい。2015/09/15

みゆき

5
著名な哲学者の考えをまとめた網羅性の高いものを期待していたが、思っていたより筆者の意見が強かった。文章が良いのでそのままでも十分面白いけど、プラトンからロールズあたりまでの古典に関する知識があるとより楽しめるかも、と思った。アナーキストの批判(2章)、マイノリティ(6章)、グローバル化に伴う国民国家の衰退(7章)が興味深かった。2017/05/21

陽香

2
200503252016/03/25

光久 佑一

2
正直、難しかったです。時間を結構かけた癖に、全然、読解に至っていません。アナーキズムやリバタリアニズムの欠陥、リベラリズムやデモクラシーの難度、複雑性についての再確認が何となくできたような、できてないような(^^;; 社会正義、世界政府については、特に要再読かな。まだまだ全くもって未熟です。。。2015/11/05

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