出版社内容情報
公教育の確立は,革命の最大の課題の1つであった.コンドルセ,ロム,ルペルチエ,ドーヌー,ラカナル,ブーキエら革命家は,公教育は民主主義の実現,新しい国民形成に不可欠の条件だと考えた.このとき提起され論じられた問題は,近代教育の根幹に関わるものであり,教育をより深く考えるうえでも重要な視点を提供する.
内容説明
公教育の確立は、革命の最大の課題の一つであった。コンドルセ、ロム、ルペルチエ、ドーヌー、ラカナル、ブーキエら革命家は、公教育は自由と平等の実現、新しい国民形成に不可欠の条件だと考えた。このとき提起され論じられた問題は、近代教育の根幹に関わるものであり、教育をより深く考えるうえでも重要な視点を提供する。
目次
公教育の全般的組織
国民教育案
国民教育と民衆協会
共和暦の制定
フランス語教育
理工科学校の設立
国立工芸院の設立
師範学校の設立
中央学校の設立
公教育の成立
公教育についての総括
著者等紹介
コンドルセ[コンドルセ] [marquis de Condorcet,Marie Jean Antoine Nicolas de Caritat]
1743‐94。フランス北東部の農村の貴族の家に生まれ、22歳で書いた「積分論」がダランベールの称賛を受けて数学者として名をなし、科学アカデミー会員になった。財務総監のテュルゴのもとで造幣局総監を務める一方、社会科学を科学として確立する方法論に情熱を傾けた。1789年には「憲法友の会」や「黒人友の会」に属し、翌90年にはシエースらと協力して「1789年協会」を結成して、合理的な政治の確立に力を注いだ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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