岩波現代文庫<br> 古墳の語る古代史

岩波現代文庫
古墳の語る古代史

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  • サイズ 文庫判/ページ数 279p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784006000332
  • NDC分類 210.2
  • Cコード C0121

出版社内容情報

古墳はなぜ造られ,どのような変遷を経て消えていったのか.また,日本各地の古墳の出土物から,どのような被葬者像や死生観がわかるのか.物言わぬ古墳と遺物をつぶさに見るとき,歴史の雄大な語りが聞こえてくる.

内容説明

年代研究の著しい進展により、古くは卑弥呼の時代にまで遡ることがわかった巨大な古墳。それらはなぜ造られ、どのような変遷を経て消えていったのか。また、畿内、九州、東国など各地の古墳やその出土物から、どのような被葬者像や死生観がわかるのか。物言わぬ古墳と遺物をつぶさに見るとき、歴史の雄大な語りが聞こえてくる。考古学が明らかにした最新の古代史像。

目次

1 古墳のつくられた時代(古墳はなぜつくられたか;古墳からみたヤマト政権;古墳時代の文化史)
2 古墳の語る古代史(古墳と邪馬台国;卑弥呼の墓と古墳;ホケノ山古墳の積石木槨;東日本における政治的世界の形成;前方後円墳の起源 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

翔亀

51
考古学者による古墳関係の論文集。この人は考古学的知見から古代史を語ろうとしている。というか、古墳時代の文字資料は日本にはないので、後世の記紀や中国の文字資料から歴史を推測で語るより、科学的だと思う。卑弥呼の邪馬台国は九州か大和かという論争にも、古墳の分布等から大和説を主張していて説得力はある。しかし、発掘物の分類だけで歴史を語るのは、生物の分類だけでは進化論を語れないのと似て、もうひとつ何かが足りない。だからむしろ後半に収められた個々の古墳の解説(歴史の流れではなく)の方が楽しめたのだった。↓ 2017/04/26

takao

2
ふむ2022/08/24

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