廃炉時代が始まった―この原発はいらない

廃炉時代が始まった―この原発はいらない

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  • サイズ B6判/ページ数 353p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022574640
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0054

内容説明

廃炉にすべき条件―(1)大地震発生の可能性が高い地域(2)第一世代で古くなった(3)事故歴で問題がある(4)事故隠しで住民からの不信感が強い。長期的展望にたった安全な次世代炉開発の道を提言する。

目次

第1章 ハイリスク=テクノロジーとしての原子力発電(茨城県東海村核燃料製造施設ジェー・シー・オー(JCO)臨界事故の恐怖
なぜ日本の原発は増えるのか
原子力発電をどう評価するか ほか)
第2章 原発を点検する(原発の安全性は;欠陥と老朽化が目立つ初期原発―東京電力福島第一原子力発電所;再循環ポンプの大破損―東京電力福島第二原子力発電所 ほか)
第3章 動燃事故で崩壊した日本の核燃料サイクル政策(再処理工事=「放射能化学工場」の困難さ;プルトニウムは天与の資源か邪魔者か;「夢の原子炉」高速増殖炉の失敗 ほか)
第4章 非民主的体質を生んだ原子力開発史(原子力導入のいきさつ;激しい論争と拡大路線;二つの巨大事故 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さっち

1
なかなかおもしろそうな内容だったが、図書館の返却期限のため一旦手放す。夏休みくらいにまた読めたらいいな。2011/05/18

yo yoshimata

1
再読です。福島第一原発の事態を受けて、もっともオススメしたい一冊。原発推進でも単純な反原発でもなく、科学の立場で議論を、と呼びかけ、冷静で説得力のある議論です。2011/04/16

Koichi Mori

0
日本原子力研究所の元研究員という著者だけに説得力がある。核燃料サイクルの問題点について書かれた第3章は一読の価値あり。2011/10/19

ヒルデ

0
原発自体はいくらでも安全に作ることが可能なのに、それを支える体制が整ってこないことが改めて歯がゆい。2012/01/29

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