朝日選書
遣唐使の見た中国と日本―新発見「井真成墓誌」から何がわかるか

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  • サイズ B6判/ページ数 355,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022598806
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0321

内容説明

8世紀の唐・長安で「天の原ふりさけみれば春日なる」と望郷の想いを歌にした阿倍仲麻呂。同じ時期、異国の都で没した一人の日本人がいた。2004年秋、存在も知らなかった遣唐留学生「井真成」の墓誌発見に日本中が驚愕した。「井真成」とは誰か。長安のどこに住んでいたのか。何をしていたのか。玄宗皇帝との関係は?死因はわかるのか?誰が弔ったのか?日中の専門家が一堂に会した共同シンポジウムの激論を書籍化。最新データと考察から、一人の留学生の生きた「遣唐使の時代」を再現する。

目次

第1部 墓誌からわかったこと・わからないこと(新発見墓誌銘文と遣唐留学生・遣唐使;井真成の墓誌を読む;遣唐留学生井真成とその出自;「井真成墓誌」と第一〇次遣唐使 ほか)
第2部 井真成の生きた時代背景(中国・西北大学の遺跡遺物からみた唐代の日中文化交流;「井真成墓誌」を書道史から読みとく;唐の外国使節儀礼と「井真成墓誌」;唐長安城における迎賓施設とゲストハウス ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tanaka9999

10
2005年発行、朝日新聞社の単行本。24編。私としては墓誌の内容の議論よりも、時代背景の解説の方が興味深かった。ただ、一介の留学生に過ぎない人物がなぜ尚衣奉御が贈られたりしたのかは、解明される可能性は薄いかもしれないが、議論する価値のあることなのかもしれない。2023/07/03

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