講談社学術文庫<br> ゴリラ探検記

講談社学術文庫
ゴリラ探検記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 362p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061586505
  • NDC分類 489.9

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カネコ

3
◎ 日本人による野生ゴリラ調査の嚆矢である1959年の調査行記録。試行錯誤の連続で命懸け、一気に読ませる面白さ。ちなみにこの時の調査対象はマウンテンゴリラ。学術文庫刊行時(1977)の「まえがき」で、その生息数650頭そこそこと推測しているが、現時点(2009年)においても、ほぼ同様。何とジャイアントパンダ(1000頭くらい)より数が少ない絶滅危惧種である(ローランドゴリラの方は2008年、新たに推定12万頭超の生息地が発見された)。2009/07/09

musa standers

0
現在以上にアフリカが遠い国であった時代の話。 来月チンパンジーを見にキガリへ行くので、ちょっとその空気が味わえたら嬉しい。 ゴリラが出たら、 「わぁぁぁぁぁぁ!!!」 ってみんなで追いかける調査方法はなんだか微笑ましくもあるとともにその調査の仕方には驚く。 ゴリラのことも今以上に分からいないことだらけであったろうと思う。 その情熱は計り知れない。2013/03/07

クロスリバーゴリラ

0
まだまだゴリラの知見が貯まっていない時代にゴリラを調査した記録が記されたもの。先行研究が少ない中著者の観察に基づく鋭い指摘が多く、霊長類研究黎明期の先生は違うなと思わされる。観察記録だけでなく探検記であるためゴリラに逆襲されたりゾウに追われたりなどなかなかのハプニングも載っていてただの学術本ではない。2022/11/26

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