内容説明
山を削り谷を埋め、二千年の歳月をかけて築かれた中華世界の防波堤=長城。それは、澎湃と興起する遊牧民対策への最終回答たり得たか。秦の始皇帝から明代まで、長城を巡り展開する壮大な中国史。
目次
プロローグ 長城はなぜ作られたか
第1部 秦の始皇帝と長城
第2部 歴代の長城
第3部 明の長城―点から線へ
第4部 明の長城―充実と終焉
エピローグ 長城とは何だったのか
著者等紹介
阪倉篤秀[サカクラアツヒデ]
1949年、京都市生まれ。関西学院大学文学部卒業。同大学大学院博士課程修了。現在、関西学院大学教授。専門は、明代史
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