内容説明
四世紀に成立した皇室の王権が改変した「それまでの倭国の歴史」。その痕跡は、今も膨大な神話群として残されている。別説・異説として顧みられなかったそれら神話を「すべて」読み尽くすことにより、神々の系譜を解明。戦後神話研究に新局面が拓かれる。
目次
第1章 “皇室版日本神話”の想定
第2章 天地開闢の神話物語(一~三段)
第3章 イザナキ・イザナミの物語(四・五段)
第4章 スサノオと天照大神の物語(六~八段)
第5章 神代紀にないQ段神話物語
第6章 天孫の天降りとその後の物語(九~一一段)
著者等紹介
相見英咲[ソウミエイサク]
1950年京都府生まれ。岡山大学卒業、大阪市立大学大学院博士課程(国史学)修了。過去に大阪市立大学、羽衣学園短期大学で教鞭をとる
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