内容説明
われわれ日本人の二一世紀の安全と平和が脅かされている!相次ぐ不祥事に揺れる26万人の大組織「警察」。かつて検挙率世界一を誇った警察に何が起きているのか。警察担当記者として、20年間にわたって日本の警察と事件を第一線で取材し続けてきた著者は、「司法警察」から「行政警察」へと性格を変貌させつつある日本警察の危うさを見据え、その構造的病巣の摘出のために、今何が必要かを提言していく。進化しつづける犯罪に対応するために、警察の再構築が日本の急務だ。
目次
第1章 スキャンダルの底流
第2章 治安の危機
第3章 捜査権力の裏側で
第4章 政治の道具か中立か
第5章 警察官僚の自己喪失
第6章 新脅威時代
第7章 日本警察を再構築する
著者等紹介
川辺克朗[カワベカツロウ]
1954年兵庫県西宮市生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。1978年TBSに入社。報道局社会部デスク、警視庁キャップ、「報道特集」副部長などを経て、96年退社。以後フリーのジャーナリストとして月刊誌を中心に活動する
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