集英社新書
写真とことば―写真家二十五人、かく語りき

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  • サイズ 新書判/ページ数 252p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784087201765
  • NDC分類 740.21
  • Cコード C0272

内容説明

よき写真家は、よき文章の書き手でもある。優れた写真作品を生み出す傍らで、ときに写真家は自らの写真について語ることがある。そこには、彼らを動かしている知恵と経験と力が確実に現れている。大正~昭和初期にかけて活躍した写真家から、現代の写真家まで、日本を代表する写真家二十五人の多彩な「ことば」を収録、それぞれに解題を加えて、個性的な作品世界に迫っていく。「写真」と「ことば」という異なる記号に光をあてることで、写真家たちの新たな魅力に出会える新書。

目次

野島康三
萩原朔太郎
安井仲治
福原信三
山端庸介
土門拳
木村伊兵衛
田淵行男
浜谷浩
常盤とよ子〔ほか〕

著者等紹介

飯沢耕太郎[イイザワコウタロウ]
1954年宮城県生まれ。筑波大学大学院芸術学研究科修了。写真評論家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

501

11
大正から現在まで活躍した(活躍している)日本人写真家25人を紹介。各写真家による写真に関する文章と著者による解題を組にした構成。写真を撮るということが自身の人生と密接しているのが共通しているものの、その写真との向き合い方は異なる。焦点を、写真そのものではなく、写真家、写真家の写真論に置いている。一目見て感銘を受ける彼らの作品を支える思想が、新書サイズのコンパクトならが、しっかりと知れる一冊。個人的にネットで見れる作品で満足してしまっていたが、写真集を手にしじっくりと鑑賞したいなと思った。2015/07/27

かんじ

0
25人の写真家の写真に対する考え方が読める本。それぞれの写真論があって読んでいて楽しめた。2013/06/15

hosakanorihisa

0
買い直すのは三度目か?写真に対するスタンスがかわるたびに読みたくなる。そこで気づかなかった言葉に出会う。(現在読書スランプ中)2008/09/14

サトル

0
写真家はある意味、写真と言葉という「記号」を自在に使いこなすという興味深いテーマで、日本の名だたる写真家の寄稿文とともに業績を紐解いている。個人的に備忘録として記しておきたいのは――写真の鬼と称された土門拳が絶対非演出の絶対スナップに執着していた時代や木村伊兵衛がアンリ・カルティエ・ブレッソンも海の向こうで同じようなことを考えていたと感じていたこと、高梨豊がイメージの狩人とスクラップの拾い屋を併せ持って撮りながら次々と吐き出していたこと、東松照明が野良犬の目で昭和という時代を駆け抜けていったことだろうか。2018/11/23

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