出版社内容情報
アジアとヨーロッパが出会う街イスタンブールは、歴史の宝庫・東西文明の十字路だ。世界遺産イスタンブール歴史地区を歩き、ローマ、ビザンツ、オスマン3大帝国の首都の栄光の足跡をたどる、歴史への旅案内。
アジアとヨーロッパにまたがる世界唯一の街イスタンブールは、歴史の宝庫であり、東西文明の十字路として、多くの旅人の心を惹きつけてやまない。荘厳なモスク、喧騒につつまれたバザール、活力に満ちたトルコの街は、ビザンティウム、コンスタンティノープル、イスタンブールと名を変えながら、ローマ、ビザンツ、オスマンという3つの大帝国の首都であり続けた。世界遺産に登録された「イスタンブール歴史地区」は、トプカプ宮殿、アヤ・ソフィア、ブルー・モスクなどの歴史的建造物が多く立地し、3大帝国の首都としての壮麗さをいまに伝えている。歴史をさかのぼり、ギリシャ神殿、キリスト教会、イスラム寺院と重なり合った「首都」の綾を解きほぐすタイムトラベルに出発する。
内容説明
ビザンティウム、コンスタンティノープル、イスタンブール。この街の遺跡や建造物を前に、わたしたち旅人は、往古の3大帝国の首都へとタイムスリップ。
目次
第1章 皇帝たちの贈りもの―ビザンティウムから第二のローマへ(遙かなるビザンティウム(ゴート族の塔)
アポロンになったコンスタンティヌス帝(コンスタンティヌスの塔)
すべての道はコンスタンティノープルにつづく(ミリオン塔) ほか)
第2章 ビザンツ城壁を歩く―コンスタンティノープルの横顔(赤い薔薇が散ったミサ(ギュル(薔薇)・モスク(旧ハギア・テオドシア教会))
繁栄と落日の記憶(ブラクヘルナエ宮殿)
ビザンツ陰謀劇の果て(アネマズ牢獄) ほか)
第3章 スルタンたちの栄華の園―東西の架け橋イスタンブール(ボスポラス海峡攻防戦(ルメリア要塞、アナトリア要塞)
二つの大陸と二つの海の王者の城(トプカプ宮殿)
聖地金角湾の装剣式(エユップ・スルタン・モスク) ほか)
著者等紹介
野中恵子[ノナカケイコ]
トルコ研究家。1965年生まれ。1988年、関西学院大学文学部英米文学科卒業。1888~90年トルコ、1993~95年ドイツに滞在。トルコの現代政治・社会・文化事情を中心テーマに執筆活動を続ける
大村次郷[オオムラツグサト]
フォト・ジャーナリスト。1941年生まれ。1964年多摩芸術学園写真科卒業。1968年青山学院大学卒業。以後、一貫してアジア・オリエントを撮り続ける。30有余年の間に、朝鮮半島、中国大陸、東南アジア、インド亜大陸、西アジア、オリエントの地域に赴くこと実に400回に近い
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