出版社内容情報
10代の思い出が鮮やかに蘇る青春童貞小説
" 渋谷の街に現われる娼婦・なぎさ。情事の後、彼女から渡される媚薬を服んだ男たちはみな、青春時代に戻り、当時憧れていた女性とセックスをする夢を見るという。しかし、どうしたらなぎさに会えるのかは誰も知らない。噂では、深い孤独を背負った男だけをなぎさが選ぶのだという。そしてなぎさは、仕事や生活に疲れ切った2人の男の前に姿を現わした。中学時代に行き初恋の同級生への思いを遂げた男の1人は、いう。「人生に疲れてしまったら、わかる。思い出の中に初恋のひとがいることが、そのひとの幸せを祈ることが、ささやかな生きる支えになるんだ」??。直木賞作家による""青春童貞小説""。"
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ
70
寝しなに読み進めた作品。重松さん、ここまで描くとは…。ま、それを差し引いてもなかなかな描写でして。と、感想はこの辺り迄に。描きたかったのかな？何も重松氏がここまで描かなくても良いような…。2021/08/15
at-sushi@ナートゥをご存知か？
68
【読メ@エロ部】渋谷の外れに現れ、後悔を残す女性との過去をヤリ直させてくれる謎の娼婦なぎさ。重松っつぁんらしい切なさもあるタイムトラベルロマンス仕立ての「エロ特化型流星ワゴン」、さすがポスト連載ｗ 凡百のエロ動画や袋とじグラビアなんぞより活字から脳内再生される無修正動画こそ至高。おかげでワイのピコ太郎も（以下自主規制） 図書館でこういう夜の実用書を見つけるとオラわくわくすっぞｗ2019/06/08
にいたけ
43
図書館本。相当に汚れ傷みのある本で多くの方が何かを期待して借りられたのだとわかる。自分もそうなんだろう😅週間ポスト連載だから読者は中年のおっさん😎なので現役だけど色々あって、みたいな人に喜ばれる題材の2編でした。男の妄想を掻き立てる感じ。重松さんは女の人をとても神聖なものと考えてるなぁと思った。女性視線で書いたらどうなのかな？女性のレビュー見ても「エロい」としか書いてないからなぁ。🤔2022/09/01
まーしゃ
42
なぎさ… 自分から声を掛ける娼婦。 東電OL殺人事件？みたいな感じかと思いきや… なぎさって実は桃源郷そのものなのか？ 過去にタイムスリップな感じがR18の流星ワゴンみたいな。 ミツコと悦子先生… エロイけど淡い気持ちになれた。2018/06/21
あっ!chan
39
「……」 初出が週刊ポストの連載か…どうりで官能小説ばりといくかそのものも書きっぷり、ポストを読む世代の思春期の初恋相手を対象にした妄想を、「娼婦」という媚薬いや劇薬で包んでストーリーにした感じかなぁ？まぁ重松清だし通勤電車で表紙を見られても気にはならなかったけど、横から覗かれたらちょっと恥ずかしいかも…叶わぬ初恋はやっぱりちょっと切ないけど、男はいつまでも大切に大切にして忘れずにいるから、だから私はやり直したいとは思わないけど、でもやっぱり男はバカだからなぁ〜2018/04/11
