古代史の論点〈1〉環境と食料生産

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  • サイズ A5判/ページ数 334p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784096265017
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0021

出版社内容情報

従来の年代別構成を打破し、テーマ別構成で古代史観を激変させる全6巻の登場です。続々と発掘され発見された考古学の成果と、最先端の科学的手法をもとに、古代の実像を現代の視点から解明します。旧説の紹介と現状の論点をズームアップし、旧来の先史時代認識を打破し、予想を超えた豊かな古代日本の実像を示します。カラー口絵をはじめ、本文中にも多数の図版を掲載。遺物・遺跡の最新の写真や実測図復元イラスト、地図など、ビジュアル面も充実させました。

縄文人は、何を食べていたのか。稲作は、いつどのように始まったのか。本巻では、プラント・オパールや脂肪酸などの科学的手法と最新の発掘成果をもとに、想像以上に豊かで進んだ古代人の生産活動と食生活を探っていきます。 巻頭座談会では、文化人類学の佐々木高明、西田正規の両氏を迎え、考古学の佐原真、都出比呂志両編集委員と、地球環境と人類の歩みについて論じあいます。本論では、辻誠一郎、小山修三、宮本一夫、禰宜田佳男、甲元眞之、松井章、上原真人、広瀬和男、金田章裕、能登健、中野益男の11人の気鋭の研究者が、わかりやすく執筆。採集狩猟社会の実態と農耕社会の形成過程を明らかにしていきます。カラー口絵では上野原遺跡と三内丸山遺跡を特集。

内容説明

稲作はいつ始まったのか?三内丸山や上野原遺跡の発掘、DNAや脂肪酸の分析…新発見の事実から、意外に豊かな古代人の生活を再現する。

目次

巻頭座談会「環境と食料生産」
環境と人間
採集と栽培のはざま
縄文農耕と縄文社会
稲作の始まり
弥生時代の食糧事情
動物食と植物食
農具の変革
耕地の開発
地割の起源
災害の復旧