新潮文庫
帝都東京・隠された地下網の秘密〈2〉地下の誕生から「1‐8計画」まで

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  • サイズ 文庫判/ページ数 278p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101263526
  • NDC分類 518.8
  • Cコード C0195

内容説明

帝都の地下は、いつ、だれが計画したものなのか?江戸城の遺構に潜んでいた帝都防衛の原点。戦前、満州の都市計画にも利用されていた秘密の設計思想「1‐8計画」。隠蔽され続ける地下網には、秘匿されたルーツがあった!関係者への取材と、考古学、建築学、軍事学など多分野にわたる学術資料の精緻な分析を組み合わせ、東京の闇に挑む。地下網の核心に迫るシリーズ第二弾。

目次

序 七つの謎
第1章 地下の誕生
第2章 砲台
第3章 暗号地図
第4章 輝く東京
第5章 ダイヤモンドカット
第6章 1‐8計画

著者等紹介

秋庭俊[アキバシュン]
1956(昭和31)年、東京生れ。横浜国立大学を卒業後、テレビ朝日に入社。社会部、外報部の記者を経て、海外特派員を務め、米軍のパナマ侵攻、ペルー左翼ゲリラ、カンボジアの国連PKO、湾岸戦争などを取材した。’96(平成8)年、同局を退社し、作家、ジャーナリストとして執筆活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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猫丸

14
たとえば立花隆でも猪瀬直樹でもいいが、仮説を検証しようとすれば一本の太い線を引き、それに従って全体に説得力を構築する語り方を工夫するだろう。本書の著者は過剰な熱意にかられて目につく陰謀の尻尾を矢継ぎ早に提出してそのまま放り出して先を急ぐ。興味深い話題であり一片の真実も混入してしていそうなのに、叙述の技術が追いついていない感が勝つのは勿体ない。東京の地下に我々の知らない地下空間が存在することはかなり確度が高いと思われる。隠せることは何でも隠す政権下では表に出ることはないだろうから、開明的政権への交代を望む。2020/07/08

とみやん📖

9
基本的には前作と同様、結論ありきのバイアスをかけた論調が続く。 オランダのナールデンの城と函館の五稜郭が似ていること、東京湾に築かれた海堡、江戸時代の地図の見方、戦後衆議院で営団地下鉄廃止法案が上程されそうになったことなど、知らないことが多々あり勉強になった。2019/02/02

ラグエル

4
別作の後書きに「こういうこと嗅ぎ回っているから何かに狙われていているからつきあいやめる人がいる、でも負けない」っぽいことが書いてあった。つきあいやめる人はたぶん、この人が話が通じない人だから去っていくんじゃないかと心配になってみた。この人の思い込みの激しさってば依然やばいくらいで、章の滅裂さはいわずもがなで考証の進め方も突込処満載。地図の細かいところまでよく見るもんだと感心するけど、一体どこを指しているのかわからないことが多く、これが「ベストセラー街道まっしぐら」で文庫化することに何か黒い力すら感じる。2011/05/16

どすきん

2
頭が痛くなる。君は何の話をしていたんだい。普通は「これを見て私はこう考えた。それはね...。」と過程あるいは理由を展開して行くのだが、子供の話の様に本筋が移ろい、根拠もイマイチ希薄。着眼点が面白いだけに残念な本。2016/07/07

とりもり

2
かなり以前に前作を読んだことがあり、まさかの続編があるのを知って読んでみた。が、内容が酷すぎる。「〜だと私は思う」のオンパレードで、根拠は一切なし。以前の作品は、地下鉄内に単位が混在する標識があって、それが戦前からあったのではないかとか、もう少し信憑性を持てる内容だったが、この本ははっきり言ってただの妄想レベル。何だよクジラって、って思ったのは私だけではないはず。はっきり言って時間の無駄でした。★☆☆☆☆2015/11/23

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