感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まるっちょ
1
斜め読み。三島由紀夫の「石切場」が印象的だった。2016/01/30
アイゼンハワー
0
G32014/09/09
三鷹天狗
0
吉村昭の死後、彼の新刊が読めない寂しさを紛らすために津村節子を読む。「瑠璃色の石」は「茜色の戦記」「星祭りの町」に続く自伝小説3部作の完結編であり、吉村昭の妻というフィルターなしでも充分に面白い。3作を通じて伝わってくる一人の少女のひたむきさ、明るさは背景の時代状況がどんなに暗くとも曇ることがなく、読後感はさわやかだ。NHKの朝の連続ドラマ向きの原作だ。しかし、吉村フアンにとってはやはり学習院大学文芸部時代の吉村、サラリーマン時代の吉村の生きた姿が浮かび上がってくるのがたまらない。吉村(作品中では高沢)に2011/12/23