回想 太宰治 (新装版)

回想 太宰治 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103353089
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

旧制高校時代に太宰治を知った青年は、戦後編集者として再会する。生き急ぐような旺盛な創作活動から玉川上水への入水まで。積年の溢れる想いを、ほとばしるが如く綴り、人間像を鮮やかに甦らせた、貴重な書。

目次

三鷹訪問
再会
「饗應夫人」と「メリイクリスマス」
練馬の一夜
「斜陽」の女性
死の影
含羞の人
俺を棄てるか、女を棄てるか
一筋の思い
悲しい教養人
思い出断片
雛の絵
最後に会ったとき
口もとにうかぶ微笑

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

148
編集者として 太宰治と接してきた著者による太宰治回想の記である。 知らなかった太宰治の一面に触れたようで、正直楽しい。「斜陽」の太田静子、山崎富栄 …死への影が色濃い生き方は太宰治らしい。 破天荒な日々を送りながら、周りの人たちを魅了した太宰治の生涯が伝わる、そんな作品だった。 2020/10/01

ヒロミ

24
太宰の盟友たちの回想録とはまた違った、太宰に近しい担当編集者であった野原一夫氏の回想録。盟友たちの回想録は熱い想いがほとばしっていて心が震え思わず目頭が熱くなる感じだったが、野原さんの回想録は思い入れを感じつつも何処か距離を感じる冷静さがあり、だからこそ読みやすいとも言える。太宰と心中した富栄さんとも近しかったとのことで富栄さんや静子さん(斜陽の人)の人となりが伺えるのもうれしい。こういった本を読むと、太宰が周りの人から愛されていたんだなあと桜桃忌を前にせつなくなる。2015/06/07

ピノコ

2
普段の太宰の様子が書かれており、すごくおもしろかった。奥さんや園子さんとの様子も書いて欲しかったな〜。2011/08/22

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