出版社内容情報
高齢者や障害者の生活を支援する福祉工学。その草創期からビジネスとして成功するまでの道のりを辿る。
内容説明
急速な高齢化が進むなか、高齢者や障害者の日常生活を工学面から支援する「福祉工学」が注目を集めている。これは、失われたり衰えたりした感覚や手足、脳の機能を、機械で補助・代行する工学分野である。本書では、この分野の草創期から一貫して携わっている著者の経験をたどりつつ、これまでビジネスとしては成り立ちにくいとされていた福祉が、ひとつの産業として大きな可能性を秘めていることを示す。
目次
第1章 福祉工学の誕生
第2章 サイエンスへの道
第3章 等身大の科学から生まれるもの
第4章 電気で伝える人工の耳と目
第5章 多様なヒューマン・インタフェース
第6章 ビジネスの創出へ向けて
第7章 安全・安心と経済的繁栄の両立
著者等紹介
伊福部達[イフクベトオル]
1946年(昭和21年)、北海道に生まれる。北海道大学工学部電子工学科卒業。北海道大学大学院工学研究科修士課程修了。北海道大学応用電気研究所助手、スタンフォード大学客員助教授、北海道大学電子科学研究所教授などを経て、東京大学先端科学技術研究センター教授。専攻、生体工学、音響工学、福祉工学。工学博士
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