内容説明
近年、日本社会が大きく様変わりし、かつては見られなかったタイプの凶悪犯罪が現れてきた。凄惨な殺人事件もしばしば発生している。連続幼女誘拐事件、池袋通り魔事件、全日空機ハイジャック事件、そして幼い八人の命が失われた大阪教育大学附属池田小学校事件―。多くの殺人者たちと向き合い、精神鑑定を手がけてきた著者が、世間に衝撃を与えた重大事件を分析。犯罪研究に関する諸科学の成果を紹介する。
目次
1 殺人者の多次元診断(大阪教育大学附属池田小学校事件;生活の歴史;性格か病気か;症状と病気;多次元診断;犯罪者の現存在分析学)
2 殺人者たちのプロフィル(「連続射殺魔」少年;池袋通り魔事件;全日空機ハイジャック殺人事件;犯罪者の診断とは)
3 殺人者の起源
著者等紹介
福島章[フクシマアキラ]
1936年(昭和11年)、東京都に生まれる。東京大学医学部卒業。同大学院修了、医学博士。府中刑務所医官、東京医科歯科大学助教授、上智大学教授を経て、上智大学名誉教授。専攻、精神医学
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