中公新書
京の和菓子―暮らしを彩る四季の技

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 198p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121018069
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C1239

出版社内容情報

変化に富んだ四季や折々の寺社の行事など、特有の環境で進化した美味と洗練の結晶を生粋の京都人が紹介。

内容説明

春の御題菓子にはじまり、夏越は“水無月”、重陽は菊に見立てた菓子で節句を祝う。木枯らしに舞う木の葉のすがたを“吹き寄せ”に表わす…。四季折々の行事に融け込みながら、花鳥風月を表現する京菓子は、王朝文化の名残をとどめつつ、創意と工夫が重ねられてきた。古都の歴史とともにあゆむ京菓子のゆかりを古今の書から説きおこし、暮らしと結びついた菓子の雅味と愉しみを幼き日々の思い出を交えて綴る。

目次

序章 思い出、昭和のことども
第1章 人の寄り合う神社仏閣
第2章 生活に息づく年中行事
第3章 四季の風物に寄り添いながら
第4章 菓子の歴史の三題咄
第5章 京菓子司の手腕と教養
終章 京菓子のゆくえ

著者等紹介

辻ミチ子[ツジミチコ]
1929年(昭和4年)、京都に生まれる。1949年、京都師範学校卒業、1955年、立命館大学卒業後、同大学大学院修士課程修了。高校教諭ののち、宇治市歴史資料館館長、京都文化短期大学教授をつとめた。博士(文学)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

237
京都の有名どころの和菓子が多くて良かった。私も幾つかは京都にいた時に食べたが、和菓子のアンのように、もっと色々研究したい。2020/04/29

Kitinotomodati

4
京菓子の名店がぞくぞく紹介されていて、実際に食べたくなる。コロナが落ち着いたら、是非とも行ってみたい。2020/03/20

しのぶ

3
京都の老舗和菓子屋さん情報満載。といっても、もちろんガイドブック的なものではありませんが。歴史的な概略を掴み、自分好みのガイドブックを作るには最適かも…というより、作ってみたくなりました。もう少し挿絵が多いとなお親切な気が。2016/03/18

西夏

1
和菓子シリーズ。この本は和菓子の中でも京都の和菓子に着目している。京都独特の行事や京都に実在した、あるいは今も店を構える和菓子屋に関する情報がたくさん盛り込まれている。特にお祭や信仰の場面での和菓子の記述が面白く、また他の和菓子に関する本も紹介している。文庫本ではあるが、読み応えたっぷりの一冊。2015/11/23

志保

1
今宮神社のあぶり餅、下鴨神社の御手洗団子が食べたくなる24時。2015/05/05

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/210930
  • ご注意事項