内容説明
講和問題、安保、PKO、消費税、住専、教育そして歴史教科書…。言論の両雄が今日までの戦後史の上で鋭く対立したテーマを厳選。その社説の全文と解説を付し、日本の進路の中で検証する。
目次
1 一九五〇~七〇年代(講和条約;六〇年安保;七〇年安保)
2 八〇年代(モスクワ・オリンピック;八二年元旦社説;八四年元旦社説 ほか)
3 九〇年代以降(PKO;村山社会党、安保・自衛隊政策転換;憲法改正試案発表 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
13
読売・朝日新聞両紙の社説を読めるという点で、参考資料としての価値はある。ただ、編者は読売新聞論説委員会というところに注目。2013/02/02
スズツキ
3
今年読んだ本の中でもかなり上位。両者の思想の対立が如実に表れています。資料として引用する際にもかなり有益です。2014/08/26
mahiru123
2
朝日のアンチは喜ぶ本かもしれないが、編者が読売新聞関係者という時点でVSになっていないのが残念。解説部分を除けば、社説の両社の比較としては資料価値はあるかな。2011/09/15
ガラパ
2
偏向解説は御察し。社説まとめ本として。2012/08/19
むっく
2
せっかくいい主張してるのになー、と言うのが一番の感想。読売側が両紙の社説を選び、読売側が解説を加える。中立とは程遠く、朝日をこき下ろし、読売を礼賛することに徹した解説の姿勢は醜く、気持ち悪い。うちのほうが朝日よりはるかに良い主張をしている、そんな自信があるなら、レフェリーは第三者に頼んだほうが効果的だと思う。これではただの自画自賛。もったいない。2012/07/10