出版社内容情報
黒船以来150年の歴史で日米が鋭く対峙した7つの事例をあげ、両国の人間の交流と葛藤を描いた名著。
内容説明
ペリー来航以来150年の日米関係は、国家・民族の世界史的ドラマであった。本書は主要な歴史的事件を日米双方で担った人物のサイコ(心理)を分析して両国関係の深奥に迫った名著である。
目次
第1章 仮想敵への大放念と自縄自縛のシステム
第2章 客神の到来―戸田伊豆守氏栄(一七九九~一八五八)vsマシュー・キャルブレイス・ペリー(一七九四~一八五八)
第3章 上がり込んだ客神―岩瀬肥後守忠震(一八一八~一八六一)vsタウンゼンド・ハリス(一八〇四~一八七八)
第4章 列強への手引き者―小村寿太郎(一八五五~一九一一)vsセオドア・ローズヴェルト(一八五八~一九一九)
第5章 太平洋の闘技士たち―松岡洋右(一八八〇~一九四六)
vsフランクリンク・D ローズヴェルト(一八八二~一九四五)
第6章 大総督による「民主化/反共」の新鎖国体制―吉田茂(一八七八~一九六七)&白洲次郎(一九〇二~一九八五)vsダグラス・マッカーサー(一八八〇~一九六四)
第7章 第二次尊皇攘夷の戻り水―唐牛健太郎(一九三七~八四)&島成郎(一九三一~二〇〇〇)vs岸信介(一八九六~一九八七)withジョン・フォスター・ダレス(一八八八~一九五九)
&ドワイト・デーヴィッド・アイゼンハワー(一八九〇~一九六九)
第8章 経済文化的太平洋戦争―信藤整&日本人アドヴァイザーらvsデニー・ポーリー&フィル・キーリング&アメリカ人労働者たち
著者等紹介
越智道雄[オチミチオ]
1936年生まれ。明治大学教授、日本ペンクラブ国際副委員長、日本翻訳家協会評議員、日本オーストラリア学会副代表理事
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