出版社内容情報
われわれの祖先は,どのようにして時を測り,日や月を区切ってきたのか.なぜ閏月を2月におくのか.曜日の起源は何か.本書は,天文学をはじめとする科学・技術に裏打ちされた暦法・時法の歴史を,数多くの興味つきない話題を通して語る.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
霹靂火 雷公
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以前から読みたかったが、機会があり読了。筆者の(ある種おどけて上滑りした)語り口に違和感があり読みづらいが、時法・暦法の変遷をエピソードで掘り下げた内容はとても濃い。中でも「ユリウス暦とは元来(傍点)冬至が一月一日、春分が四月一日、夏至が七月一日、秋分が十月一日になるように作製したのではないか」という着想は、目から鱗が落ちた。2017/06/10
tall_hemlock
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地学も地理もちゃんとやってない私には若干レベルが高かった感はありますが興味深かった^^; 時間・時刻と暦の、起源や歴史的要素、天体運行と時間の関わりなどなど、時と暦に関する話題を色々な分野にまたがって教えてくれる本。 人工衛星や電波の活用が、始まってはいても本格的になるより前の時代の本っぽいので、現代にかけてどう変わってきたのかにもまた興味があります。2014/10/31