UP選書<br> 仮面の解釈学

UP選書
仮面の解釈学

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  • サイズ B6判/ページ数 242p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784130060530
  • NDC分類 104
  • Cコード C1310

出版社内容情報

いまや政治に“まつりごと”の面影なく,世界は一つの意味として,“書物”として読み解かれることをやめる.語源説,精神分析そして現象学の手法を駆使して,仮面と鬼面のたわむれの方向へ新たな言語思想をめざす著者の第一作. 

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ex libris 毒餃子

9
私の持っている知識をこえる話が多く、難しかった。和辻を読まないとわからないかなあ。2022/06/18

らむだ

2
仮面の解釈学というタイトル通り、仮面をテーマに様々な面からの考察を重ねた論考。決して易しい内容ではなく、全体の内容を掴むことは出来なかったが、鋭い問いや論述はとても刺激になった。2013/12/07

1
「〈おもて〉とは、〈主語とならない述語〉であり、また、〈意味されるもののない意味するもの〉である。〈おもて〉とは、また、カオスの根源的な不安から意味をもったコスモスが立ちあらわれ、〈おもみ〉と〈おもひ〉として〈かたどら〉れ、〈かたり〉出るはざまそのもの、対象化されえない述語面が〈声〉を根として自在な変化のうちに〈かたり〉出、〈かたどら〉れ、〈おもれ〉と〈おのれ〉がはじめて〈おもて〉をあわせて立ちあらわれる〈原人称〉のはざまそのものにほかならない」(22頁)2014/09/13

のほほんなかえるさん

0
4つの論文それぞれに「仮面」に対するアプローチの違いがみられ、興味深い。①<おもて>の解釈学詩論。②仮面(ペルソナ)の論理と倫理に向けて。③日本語の思考の未来のために。④しるし・うつし身・ことだま。~人間が<かぶる>ものだけが仮面ではない。言葉もまた仮面を持つ。ウソホント。ホントウソ。人間そのものが矛盾を抱えた存在ならば、言葉もまた矛盾を抱えた存在なのだ。参ったね。2011/04/20

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