社会学シリーズ<br> 福祉国家の再編成―「分権化」と「民営化」をめぐる日本的動態

社会学シリーズ
福祉国家の再編成―「分権化」と「民営化」をめぐる日本的動態

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 267p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130501422
  • NDC分類 369.1
  • Cコード C3036

出版社内容情報

財政負担の増大,経済システムの危機などにともない,世界的に見直しを迫られている福祉国家――.中央政府から地方自治体への「分権化」,非営利団体などへの多様な「民営化」の二つの流れを軸に,具体的事実を検証しつつ,日本における福祉多元主義の方向性を探る.

内容説明

本書は、主に1980年代から90年代前半にかけて、日本社会で進行してきた福祉政策の変動過程を、「社会学的な構図」として描きだしたものである。

目次

問題の所在と分析の視点
福祉国家のマクロ・レベル分析―理論的検討と日本の動態(福祉国家論・収斂の終焉;社会保障の国家間関係―準拠国家をめぐる一考察;現代日本の福祉政策の構成と展開)
福祉国家再編成のメゾ・レベル分析―「分権化」に着目して(自治体福祉政策の実施構造の変容;地方老人保健福祉計画の策定状況―「分権化」と「計画化」の接点として;在宅福祉サービスの存立基盤;民間福祉財源としての「あしながおじさん」制度;福祉国家再編成の社会学的理解)