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スウェーデンは，社会保障給付率がGDPの約39.8％，国民所得の約53.4％台（1993年度）で，世界一である．福祉国家を実現したといわれる同国もまた，将来の福祉費用の増大に悩んでいる．最近の社会保障改革の動向を紹介し，今後のゆくえを考える．
目次
第１部 社会保障の背景（総論―スウェーデンの社会保障；マクロ経済と労働市場政策；スウェーデンの財政 ほか）
第２部 所得保障（年金制度；雇用関連の社会保険；家族政策・社会扶助・住宅手当等）
第３部 医療制度と医療保険（医療保障改革における地方分権と市場原理の活用；高齢者福祉サービス；障害者福祉サービス ほか）
第４部 社会保障改革の動向（福祉改革の国際的動向とスウェーデンの福祉改革；ＥＵ加盟後の社会保障）
