感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
日の光と暁の藍
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現在、有斐閣から出版されている同タイトルの本の元の本。内容は、幕末から昭和の終わりまでの130年間の日本政治史。対外国際関係の変化に応じて、いかに日本国内で改革が行われたかを、外交と内政といった視点から記述がなされている。記述が大変分かり易いのは、時の為政者や軍の行動が、いかなる意図を持って行われたのかが、きちんと書かれているからだろう。日本近現代史を初めて学ぶ者にも、ある程度知識がある者にも自信を持って勧められる内容である。私自身本書を読むことで、断片的な日本近代史の知識が、一つの流れとして理解出来た。2014/04/16