文春新書<br> 現代筆跡学序論

文春新書
現代筆跡学序論

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  • サイズ 新書判/ページ数 229p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166601493
  • NDC分類 728
  • Cコード C0295

内容説明

書かれた文字から、書き手の人柄や書いた時の状態まで連想してしまう―そんな経験は誰もがあるだろう。機械による字とは異なり、手で書かれた文字は、単なる意味以上の何かを伝えてしまうのだ。しかし、本当に筆跡は人間性を表わすのか、書き手の時代やお国ぶりまで判るのか、筆跡は偽装できるのか、手筋は遺伝するのか、きれいな字を書くには、等々、「書く」ことをめぐる根本的な問いに、自由な考察を加え、「筆跡学」なる新しい学問を提唱する。

目次

第1章 大石内蔵助の書状
第2章 筆跡の個別性と歴史性
第3章 現代学生筆跡気質
第4章 文字を書くメカニズム
第5章 筆跡鑑定とは何か

著者等紹介

魚住和晃[ウオズミカズアキ]
1946年生まれ。三重県出身。東京教育大学教育学部卒業。現在、神戸大学国際文化学部教授、同大学院総合人間科学研究科博士課程教授(文字文化形象論)。文学博士。書家としての号は卿山(けいざん)。主な著書に『宮島詠士〈人と芸術〉』『張廉卿〈悲憤と憂傷の書人〉』『「書」と漢字』などがある。また、98年に書作品10作が大英博物館に収蔵される
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感想・レビュー

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ゆに

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原子朗『筆跡の文化史』は近代メインの筆跡分析と、筆記具も含めた教育史的推移を追ったもので、こちらは中国における書体の歴史的推移と毛筆の書についての科学的分析、そして現代の大学生の文字意識についての統計。両方セットで読むと、筆跡をめぐる様々が補完されあって楽しい。2017/04/30

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