文春新書
宗教の日本地図

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  • サイズ 新書判/ページ数 290p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166605026
  • NDC分類 162.1
  • Cコード C0214

出版社内容情報

古代から近代まで、日本人は何を信仰してきたか。宗教勢力の流れを風土や気質とあわせて俯瞰する。都道府県別の主要社寺地図付き。

内容説明

各都道府県の歴史、地理が地域の宗教のあり方に与えた特徴を簡潔に記し、多様かつ包容力に富んだ日本人の宗教観をわかりやすく読み解く。

目次

日本の宗教地図
北海道―アイヌ文化と移住者がおいた社寺
青森県(陸奥の一部)―本州北端の信仰心のあつい土地
岩手県(陸奥の一部)―座敷童子のふるさと
秋田県(出羽の一部)―山岳信仰が栄える
宮城県(陸奥の一部)―海の恵み豊かな土地の多様な宗教
山形県(出羽の一部)―出羽三山信仰の繁栄
福島県(陸奥の一部)―かまど神のまつりを伝える
群馬県(上野)―山国が生んだ勤勉な気風
栃木県(下野)―山岳信仰と日光東照宮〔ほか〕

著者等紹介

武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県防府市生まれ。東京大学大学院国史学専攻博士課程修了。明治学院大学教授。日本古代史を専攻し、歴史哲学、比較文化的視野を用いた日本の思想・文化の研究に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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shosho

2
日本各地の立地や地形、支配者等により多様な信仰の形が作られてきていることが簡潔に分かる。もともと淡路島の伊弉諾尊の神話が中央である朝廷に持ち込まれるなどの例があるということを初めて知った。鎌倉新仏教が全国各地に行きわたり、現在に至るまでの勢力圏をほぼ形づくられたとのことであり、熱心な布教による信仰の拡大に驚く。2021/09/08

寝落ち6段

1
古代の信仰から鎌倉新仏教にどのように変わっていったのか。ざっくりではあるが、その地方ごとの大きな寺院を中心に、どうやって広まっていったのかを知ることができる。地方ごとに広まり方は違い、風土の差異がそれに大きく影響を与えているようだ。2013/07/19

KJ

1
古代から現代へ、そして北から南へと、大きく日本の宗教地図を俯瞰する。最初は自然崇拝に始まり、神道が生まれ、仏教が伝わり、融合し浸透していく。まさに土地が人を形作り、人に根差した宗教文化が発展していく様がよく分かる。日本人は元来、他者の信仰に対して寛容であり、そのことによって豊穣な宗教文化が花開いたのだろう。だからこそ、明治期の神仏分離による宗教への統制がとりわけ特異に映る。仏教に関して言えば、やはり鎌倉新仏教の影響力は大きい。一時代に形作られたものがその後一貫して伝わり続けるというのもある意味すごい事だ。2013/02/19

kunugi

0
地域ごとの宗教事情を県という単位で見つめ直した着眼点は評価したい。しかし、いかんせん内容に工夫が無さすぎる。次の県こそはもっと面白いだろう、と期待したまま最後まで読み切ってしまった。いかにも新書らしいやっつけ仕事。テンプレを47個並べるより、県ごとの特色へもっとクローズアップしてまとめて欲しかった。正直、「序章」が一番ためになる。2010/10/18

親父

0
県民性の解説はこじつけっぽいな2010/06/12

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