日本社会がオウムを生んだ

日本社会がオウムを生んだ

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309242149
  • NDC分類 169.1
  • Cコード C0036

内容説明

オウムを徹底的に問はずして、この国の未来は見えてこない!心を集団に預けるな!道は単独で探せ!元信者と作家の渾身のトーク。

目次

第1章 世界と自分の輪郭を求めて
第2章 オウムの根源に潜むもの
第3章 意味なき時代を生き抜くために

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

山口透析鉄

19
これも市の図書館で借りました。宮内勝典氏の本を続けて読みました。 野辺山の電波望遠鏡で研究していた高橋英利氏がなぜオウム心理教に惹かれたのか、それでも死刑執行されたような教団幹部のようにならないで済んだのか、かなり自分の言葉で積極的に語られていますね。 南朝の末裔を探していた、といった情報にも触れていたり、あるいは文学的素養もあったりとか、色々理由は挙げられるのでしょうが、詳しくはご本人の本を読むべきなのでしょうね。 宮内氏の発言はこれの前に読んだ本と重なる部分も多かったですね。2023/03/05

うちこ

7
時代の振り返りが興味深く、わたしの経験と照らし合わせて過去30年前の日本社会の温度感が蘇りやすい内容でした。 寛容さを行使するために風変わりなものを認めようとする人間の盲点をつかれた。その感じが実にわかりやすく説明されています。 
第三章でお二人が ”多種多様な価値”を認めあうことの中に危険性があった。認めることが無関心であるということにもなって、オウムの教義がおかしいことには気づけても、武装化を進めていることに気づけなかったという話をされていました。
当時のムードを思い出しながらなるほどと思いました。 2022/03/23

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