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出版社内容情報
プレロマン/ロマン/ポストモダンの流れをフランス中心の芸術の純粋化でなく,内面性を追究したドイツロマン主義→現代への道筋として,廃墟を鍵に建築・絵画を論じて説く。
【目次】
序 ロマン主義・世紀末・現代
1 滅びの美学と危機の時代からの脱出・民族芸術への注目
2 本書の構成
第1章 滅びの美学―古典性の崩壊
1 ピクチュアレスクとルイーネ
2 誤れるピクチュアレスク神話
3 廃墟のロマン
4 水と廃墟
5 メルクール神殿と夢幻劇
6 ダロット、その中世的世界
7 祖型の破壊と時の勝利
第2章 様式の死・異化の風景―フリードリッヒの『エルデナの廃墟』のテーマ
1 二つの廃墟
2 様式の死
3 エルデナの廃墟とフリードリッヒの絵画的世界
4 未完のプロジェクト?「新しい神話」という神話
5 異化の風景画家・フリードリッヒ
6 注釈と引用口調の風景画
7 滅びの美学からの軌道修正
第3章 仮装の美学―晩期ロマン主義の建築
1 ロマンティック―ポスト・モダン―エスニック・アート
2 羽尾虚の舞台・劇中劇の様相で
3 ポスト・モダニスト、クレンチェ?
第4章 エスニック・アートと現代―生命と文化の交差
1 エスニック・アートと現代
2 文化から生命の次元へ
3 文化から生命の次元へ―構造人類学と現代美術の交差
4 構造人類学と新しいタイプの芸術家
第5章 廃墟のポスト・モダン
1 ポスト・モダンとのはじめての出会い
2 あるモダニズムの死
3 憧れとしての廃墟
4 廃墟のロマン
5 三度目の廃墟
むすび
注
あとがき
図版リスト
内容説明
ロマン主義を滅びの美学ではなく、過去の様式で仮装・引用と捉え、ポスト・モダン、エスニックへの流れをしめす。
目次
序 ロマン主義・世紀末・現代
第1章 滅びの美学―古典性の崩壊(誤れるピクチュアレスク神話―クロード・グラスをめぐって;廃墟のロマン―シュヴェチンゲンの自然風景庭園をめぐって)
第2章 様式の死・異化の風景―フリードリヒの『エルデナの廃墟』のテーマ(2つの廃墟―シュヴァンシュタインとエルデナ;エルデナの廃墟とフルードリヒの絵画的世界;注釈と引用口調の風景画)
第3章 仮装の美学―晩期ロマン主義の建築(ロマンティック―ポスト・モダン―エスニック・アート;廃墟の舞台・劇中劇の様相で;ポスト・モダニスト,クレンツェ?)
第4章 エスニック・アートと現代―生命と文化の交差(文化からの生命の次元へ―A.リーグルの民族芸術;生命から文化の次元へ―構造人類学と現代美術の交差;構造人類学と新しいタイプの芸術家―遺跡彫刻の出現)
第5章 廃墟のポスト・モダン(あるモダニズムの死;廃墟のロマン)
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