認知意味論の展開―語源学から語用論まで

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認知意味論の展開―語源学から語用論まで

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  • サイズ A5判/ページ数 240p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784327401238
  • NDC分類 801
  • Cコード C3080

出版社内容情報

語用論・言語行為論の流れに沿った分析

 たとえば must に「ねばならない」と「違いない」の2つの意味があるのは元々の「義務」の意味からの拡張によるものだが、同じようなメタファー的なとらえ方によって、英語・印欧語の知覚動詞の意味変化の解明を始め、法助動詞の多義性や、and 、or 、if、などによる並列文・条件文の多様な解釈の可能性が分析できる。本書は、従来の意味特徴分析では説明できなかった語の意味変化や曖昧性をすっきりと記述する認知的アプローチによる意味の分析である。

まえがき
1 序論
従来のアプローチとその問題点/意味論における最近の認知指向的研究/意味変化と多義性のパターン――意味場と意味場のメタファー的つながり
2 意味構造と意味変化――印欧語のコンテクストにおける英語の知覚動詞
序論/「身体としての精神」メタファー/英語と印欧諸語における感覚・知覚動詞/知覚を表す私たちのメタファーの構造/結論
3 モダリティ
序論/英語の根源的法助動詞/根源的モダリティの拡張としての認識的モダリティ/言語行為動詞と言語行為的モダリティ/結論
4 接続、等位接続・従位接続
順接の接続詞と逆接の接続詞/And 、Or、But/結論
5 条件文
3領域における条件文/種々の条件文における真の曖昧性とみかけの曖昧性/話題標識としての If/条件文における even-if の読み/結論
セクション5.1.3の付録
6 回顧と展望
注/引用文献/人名索引/件名索引

著者による他の著作
『英語法助動詞の意味論』(The Semantics of the Modal Auxiliaries) J.コーツ 著/澤田治美 訳

内容説明

本書で提起されているのは、なぜ、どのようにして、ことばは複数の意味を持つようになるのか、という疑問、「意味はどのように変化するのか」(=意味変化)、「なぜ語には複数の意味があるのか」(=多義性)、そして、「なぜ(会話場面で)意味は曖昧な解釈を受けるのか」(=語用論的曖昧性)といった問題である。著者は、こうした問題に「領域」という概念を用いてアプローチする。提起された問題は哲学的であるが、挙げられている例文はわかりやすく、ユーモアに富んでいる。言語研究の面白さは、なにげなく見過ごしていたデータを新しい観点や斬新なアイデアによって説明することにあるのだということを教えてくれる本。

目次

1 序論(従来のアプローチとその問題点;意味論における最近の認知指向的な研究 ほか)
2 意味構造と意味変化―印欧諸語のコンテクストにおける英語の知覚動詞(「身体としての精神」メタファー;英語と印欧諸語における感覚・知覚動詞 ほか)
3 モダリティ(英語における根源的法助動詞;根源的モダリティの拡張としての認識的モダリティ ほか)
4 接続―等位接続と従位接続(順接の接続詞と逆接の接続詞;And、or、but ほか)
5 条件文(3領域における条件文;種々の条件文における本当の曖昧性と見かけの曖昧性 ほか)
6 回顧と展望

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rhetorico

0
もとの本も随分読みやすい英語だけれど、丁寧な訳注がいい

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