光文社新書<br> 日仏カップル事情―日本女性はなぜモテる?

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光文社新書
日仏カップル事情―日本女性はなぜモテる?

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  • サイズ 新書判/ページ数 211p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334033286
  • NDC分類 367.4
  • Cコード C0236

内容説明

今日、日仏カップル、とりわけフランス人男性と日本人女性との結婚が増えている。それはなぜだろうか。本書では、「二十組に一組は国際結婚」の時代の中で、「長い恋物語」の関係を続けてきた日本とフランス、中でも日仏カップルという現象を切り口として、特に現代の日本人女性が抱える問題、彼女たちが置かれている日本社会の現状、男女関係に見られる問題を考える。そして、「大人の女が苦手」な日本人男性、現代フランス人女性の生き方、強いフランス人女性をパートナーとして尊重するフランス人男性にも着目し、これからの女と男のあり方を考える。

目次

第1章 日仏カップル誕生にいたるまで(二十組に一組は国際結婚の時代;「相思相愛」の日本とフランス ほか)
第2章 幻想としての日本人女性(魅了する日本人女性;耐え忍ぶ日本女性の美 ほか)
第3章 「パリに行けば何かある」幻想(フランスで新しい人に!;「自分探し」の舞台;海外メディアの日本評 ほか)
第4章 日仏カップルという誘惑(社会現象としての日仏カップル;女性による意志表示 ほか)
第5章 これからの女と男(フランス人妻の悩み;こんなはずではなかった ほか)

著者等紹介

夏目幸子[ナツメサチコ]
1969年和歌山県生まれ。94~95年、フランス政府給費留学生としてパリの高等師範学校(ENS)で学ぶ。96年より関西日仏学館講師、また通訳としても活躍。京都大学・パリ第四ソルボンヌ大学文学博士。大阪外国語大学助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mochi

2
日本人女性にありがちなフランス人男性やフランス、パリへの憧れ。現実とのギャップに悩み、パリ症候群になる人も多いとか。痛いほどよく分かるけれど、でも、人生には夢を見ることも大事じゃないの?と思うし、夢を見るから人生を楽しめるのでは?とも思う。それに、フランス人男性はおとなしくてやさしい日本人女性が好みともあるけれど、自分の意見をはっきり言う人も好きな人もいるはず。2017/08/02

Yohei

1
★★★★☆日本女性はなぜモテるのか?という巷にありがちな問いを深い視点で回答した本。 「やさしいから」という理由は仏女性と向き合わない仏男性の未熟さからくる侮辱で、日本女性の未熟さと合わさり、国籍から相互のファンタズムを生み出したとしても、結局は問題となるとの指摘は興味深い。国際結婚も結局は相互の意思表示と理解を促すプロセスが重要であることを教えてくれる。2012/07/01

ふみ

1
フランスから日本に来る男性が多い事情やキャリアパスがよくわかりおもしろかったけれど、それ以外は、上野千鶴子さんの論調でエッセイ書いてみました、という。結局、高学歴高収入独身の自分賛美。「(大卒かつ留学経験があるので)高学歴、(パートよりは)高収入、(本人曰く)高い地位」の独身女性が、いかに主婦の人を敵にして自分のことを語らないと自分を保てない世知辛い社会状況であったかが、わかった。2010/08/02

ココ

1
あまり共感や現実味を持って読めなかったが(それほどフランスに憧れがないから?)、甘い幻想だけでは物事上手く行かないというのはよく分かる。何事においても共通することだが…。2012/02/26

ゆき

1
確かに、日本人女性のフランスに対する憧れは一種盲目的なところがあるかも。いろいろな観点から書かれていて興味深かったです。2010/11/18

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