内容説明
本書は、「いのち」をめぐる言説の論理と倫理が不可分な関係に立っているという認識を基礎にしながら、現代医療をめぐる「いのち」の問題を多角的に捉えようとするものである。
目次
1章 医療における「安全」とは何か
2章 医療者の言語、患者のことば
3章 われわれの知る権利・知る義務―共同の冒険者として
4章 医学実験と倫理委員会制度
5章 PVS患者の生と死
6章 生命科学・技術者の論理と倫理
7章 ロボット・セラピー・システム
8章 生命システムと供養
9章 誰が遺伝子を誤解しているか
10章 医療空間と合意形成
著者等紹介
桑子敏雄[クワコトシオ]
1975年東京大学文学部哲学科卒業。1980年東京大学大学院博士課程単位取得退学(哲学専攻)。1981年南山大学講師。1984年南山大学助教授。1989年東京工業大学助教授。1994年博士(文学)。1996年東京工業大学大学院社会理工学研究科教授。現在に至る
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