内容説明
半世紀を経て1億3000万人の目が厚生省に釘ずけになる。厚生省の歩んだ暗く長い道程。水俣病から薬害エイズまで。薬害の昭和史。
目次
水俣病―薬害及び後手にまわる厚生行政の原点
サリドマイド―「科学的根拠」という隠れ蓑
スモン―権威主義の弊害、では本物の権威とは
クロロキン―裁判にすべてを託すことの問題
ソリブジン―新薬承認までの大いなる疑問
MRSA感染―抗生物質に頼りすぎが院内感染を生む
O‐157―「かいわれ」をスケープゴートにして、問題の本質には知らんぷり
薬害エイズ―川田くんらの実力行使に報いるために、松村被告に実刑を!