内容説明
あちこち出かけて描きました。絵のなかの国々。
目次
カイロ・1997
ロンドン・1969
マルセイユ・2003
ヨーロッパへ・1964
ミラノ・1964
パリ・1964
グアム・1967
マドリッド・1969
バルセロナ・1969
ロンドン・1969〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
野のこ
19
旅の思い出のコメントを添えて、スケッチがより生き生きとし空気感も伝わりました。小ぶりのトーテムでポーズをとる現地の少年たち、バリの一面緑の世界、花を手向け祈る女性が印象的でした。素朴な文章にたびたびくすっとなって、愛嬌もある人となりに勝手に親近感を持ちました。お気に入りは「ブイヤベースの巨大な皿が運ばれてきた。僕は空気に呑まれて絶賛したが、妻は『どうってことない』と言っていた」2016/11/21
就寝30分前
19
自分に絵心があれば、ぜひこんな旅の思い出を紡いでみたい。素敵な旅の本でした。2015/10/11
なおこっか
4
美の巨人で観た和田さんの仕事ぶりが凄かった。カラーチャートは脳内にあって、線画の時点で口頭指定できるとか。フリーハンドで書く字が既に完成された字体に成ってるとか。親しみやすい似顔絵は、和田さんの仕事のほんの一部でしかないのだ。旅のスケッチは、ボールペンの線画にやはり帰国後着色するそうな。鮮やかな風景は再現色を伴って、和田さんの脳内にあったのだろう。そうか、チュニジアの扉はセルリアンブルーなのか。サントリーニの絵など、飾っておきたいくらいいい。作家陣や平野さんとのちょっとしたエピソードもいい。2021/06/20
のんの
2
いろんなところを旅した絵と日記のような短さの文章の本。旅行に行きたくなる。最初のページのコックピットに入れたとか羨ましい。読んで、ちょっとゴールドラッシュの鉄道に乗りたくなった。あとは、「第三の男」という映画も気になった。好きな作品を見るために旅行するっていうのも素敵だなぁ~と思った。旅に出たくなる本だわ。2019/12/04
SAAYA
2
ぷぷっと笑える話が所々にあってよかった。絵も素敵。図書館で偶然見つけたけど、欲しいなあ。2011/11/25