内容説明
ＧＮＰで資本主義世界第２位の「経済大国日本」「先進国日本」における、戦後最悪の内閣といわれる中曽根内閣・自民党政治のもとで、そして、１９７４年のオイルショック以来、日本独占資本が労働者、国民への新たな搾取と収奪を強めてきたもとで、日本の勤労国民はどんな労働、経営、生活を強いられているのか。そのなかで、どんなたたかいの芽が育まれ、広がっているのか。全国各地に「赤旗」記者がとんで、その実態をつかみ、生々しくリポートする。
目次
労働者編（鉄鋼 相次ぐ“減量経営”のカゲで；自動車ＭＥ「合理化」とたたかう；造船、重機械 人べらし、そして賃上げゼロ；電機 先端技術の職場はいま；金属、鉱業 “家庭崩壊”まねく出向、配転；化学、繊維 “産業構造再編”のあらしの中で；港湾 深刻さ増す雇用不安；運輸 これでいいのか、輸送の安全；電力 みんなくたくた、ＴＱＣ；金融 オンライン化でふえる残業；国鉄 “分割・民営化”攻撃に抗し；通信 “新生ＮＴＴ”でいま；郵政 国民へのサービスおきざり；医療 良い医療を保障するためにも；国家公務員 人員不足、すすむ健康破壊；サービス 華やかなショーウィンドーのカゲで；派遣労働者 派遣労働者のうめきが聞こえる；雇用問題 失業対策切り捨て許さず）
