内容説明
開発途上国の経済発展に欠かせないのは、市場経済が効率的に機能するための諸制度・諸機関の整備である。国によってはそれらが存在しないか、充分に機能するほど成熟してないことが多い。本書はそれらを1.市場でのプレーヤーと取扱項目、2.知的所有権の保護、3.市場での自由競争への諸制度と制約要因に分けて分析、ギャップがあればそれを創設し整備するための方策を詳述する。
目次
第1部 イントロダクション(制度の構築―補完し、改革し、連結し、競争を生み出す)
第2部 企業(農民;企業ガバナンス;金融システム)
第3部 政府(政治制度と統治;司法制度;競争;インフラストラクチャの規制)
第4部 社会(規範とネットワーク;メディア)
著者等紹介
西川潤[ニシカワジュン]
早稲田大学政治経済学部教授
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