筑摩叢書<br> 純粋および応用アナーキー原理

筑摩叢書
純粋および応用アナーキー原理

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  • サイズ B6判/ページ数 235p
  • 商品コード 9784480013057
  • NDC分類 954

内容説明

1936年4月アルジェで書き始められ、38年9月チェコ動乱への言及で終る、死の数ヵ月前に息子に渡された未公開手帖の全訳。「人民戦線」の時代にあって「アナーキー」とは何か。例えばそれは「証明不能なものの命令に服従することを一切拒絶する各個の姿勢」である。「全集」とは一見異なる顔がここにはある。

目次

編集者の注記
純粋および応用アナーキー原理
ポール・ヴァレリーと政治

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Haruka Fukuhara

7
1984年ガリマール社から出版されたPaul Valéry, "Les principes d'an-archie pure et appliquée"の全訳とのこと。率直に言って邦訳タイトルから何が書かれているのか読み取るのはかなり困難。そう思いつつ紐解いてみると、初めに「編集者の注記(ノート)」という文章があり「ちょっとしたユーモアとも、ある種の挑発とも受け取れる題名」という言及がある。以下引用。2017/07/03

seer78

0
知の仕分け人ヴァレリーによる地を這うような「政治」批判。「国家」「国民」「人種」「新聞」といった、基本的なことばが徹底的に丸裸にされていく。手記なのでさらっと読めてしまうが、ほんとうはもっと時間をかけて読むべき本。2010/01/23

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