内容説明
唐の劉知幾の手になる『史通』は「史書のあるべき姿」を論じた中国初の史論書であり、『文史通義』とともに中国二大史論書とされている。本書は東海大学古典叢書『史通内篇』の続巻であり、内篇・外篇が出揃うことで『史通』の訳註が完結することになる。本書では、外篇十巻十三篇の内容説明・原文・読み下し文・訳文および詳細な註釈を掲載する。
目次
史官建置第一
古今正史第二
疑古第三
惑経第四
申左第五
点煩第六
雑説上第七
雑説中第八
雑説下第九
五行志錯誤第十
五行志雑駁第十一
暗惑第十二
忤時第十三
著者等紹介
西脇常記[ニシワキツネキ]
1943年上海市に生れる。1975年京都大学文学研究科博士課程。中国哲学史専攻修了。現在、京都大学総合人間学部教授。文学博士
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