中国人の見た明治日本―東遊日記の研究

中国人の見た明治日本―東遊日記の研究

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784497203106
  • NDC分類 291.09
  • Cコード C3026

出版社内容情報

中国人が朝鮮や日本を旅行した際の日記や報告書を「東遊日記」と総称する。本書は、明治時代の日本を対象とした「東遊日記」から12篇を選び、著された時代背景や著者の人となり、内容の一部を紹介する。当時、明治維新を経て近代国家への道を歩みつつあった日本に対して、清朝は欧米列強からの圧力と国内の動揺に苦しんでいた。本書で紹介する12篇は知名度も著された目的も異なっているが、そこからは憧憬、共感、誤解、反発、批判など、中国の知識人から日本へ寄せられたさまざまな視線と同時に、明治期日本の一面を窺うこともでき、日中関係史を考察する上で貴重な資料を提供している。

目次

「東遊日記」について
李圭『東行日記』
何如璋『使東述略』
李筱圃『日本紀游』
王之春『談瀛録』
王詠霓『道西斎日記』
李春生『東遊六十四日随筆』
章宗祥『日本遊学指南』
胡玉縉『甲辰東游日記』
黄尊三『日本留学日記』
黄慶澄『東游日記』
丁鴻臣『四川派赴東瀛游歴閲操日記』
河北省派遣教育視察団『考察教育日記』
日清戦争が清国人心に及ぼした影響について
「東遊日記」と私

著者等紹介

佐藤三郎[サトウサブロウ]
1912年山形県生まれ。東京帝国大学文学部国史学科卒業。北京日本近代科学図書館勤務後、旧制山形高等学校、山形大学、国士舘大学の教授を歴任。現在、山形大学名誉教授
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