簿記会計の研究

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  • サイズ A5判/ページ数 257p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784502177637
  • NDC分類 336.91
  • Cコード C3034

内容説明

元来、企業会計は簿記を前提としてきたが、近年、大幅な会計制度改革により、必ずしもそういえなくなってきている。世紀の変わり目に、わが国の簿記と会計も大きな転換点を迎えている。こうした状況を踏まえ、簿記と会計が今後どう展開するのか、簿記書、貸借対照表、会計基準、商法会計制度、会計の本質の5つの視点から論じた書である。

目次

第1部 簿記書を論じる(簿記書の資本中心主義化;ドイツの商人文化と簿記書 ほか)
第2部 貸借対照表を論じる(二つの資本概念と株式会社本質論;配当可能利益計算の複雑化と貸借対照表の資本の部 ほか)
第3部 会計基準を論じる(重要性の原則とお国柄―会計士の論理と会計係の論理;保守主義の原則と重要性の原則―各国の会計基準等と会計の機能 ほか)
第4部 商法会計制度を論じる(商法会計制度の方向;商法における財産目録の復権 ほか)
第5部 会計の本質を論じる(簿記および会計の空洞化;会計と統計の間 ほか)

著者等紹介

安藤英義[アンドウヒデヨシ]
1967年一橋大学商学部卒業。1969年一橋大学法学部卒業。1974年一橋大学大学院商学研究科博士課程単位修得、一橋大学専任講師(商学部)。1978年一橋大学助教授(商学部)。1985年一橋大学教授(商学部、現在に至る)、商学博士(一橋大学)。1993年税理士試験委員。1997年企業会計審議会委員。2000年公認会計士試験第2次試験委員。主要著書に『商法会計制度論―商法会計制度の系統的及び歴史的研究―』国元書房、1985年。同新版、白桃書房、1997年。『会計学研究』(新田忠誓氏と共編著)中央経済社、1993年。『会計フレームワークと会計基準』(編著)中央経済社、1996年
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