内容説明
市場メカニズムにおける望ましい租税政策をわかりやすく解説するため、最適課税および環境税について、特に米国の環境政策を含めた最新トピックスを詳細に分析した労作。
目次
価格変化の基礎的分析
第1部 消費税・所得税の最適課税と厚生損失(消費財課税による厚生損失;労働所得税のMCF;消費税と労働所得税のMWCとMCF;線形の最適労働所得税;最適消費税の新「逆弾力性命題」)
第2部 環境政策と最適環境税(米国での環境政策、特に排出許可証制度;環境補助金の効果;独占企業と寡占企業に対する最適環境税;不確実性の下での環境政策の選択;消費財への環境税の最適税率と厚生効果 ほか)
著者等紹介
鎌苅宏司[カマカリコウジ]
1961年大阪市に生まれる。1986年関西大学経済学部卒業。1995年同大学大学院経済学研究科博士課程修了。大阪学院大学経済学部助教授。経済学博士(関西大学)
村田安雄[ムラタヤスオ]
1931年大阪市に生まれる。1953年神戸大学経済学部卒業。1958年同大学大学院経済学研究科博士課程修了。1962年から3年間、フルブライト留学で、スタンフォード大学大学院にて数理経済学を専攻した後、神戸商科大学教授から(カナダ)ダルハウジィ大学経済学部教授へ転ずる。さらに名古屋市立大学教授・関西大学教授を経て、大阪学院大学経済学研究科教授。Ph.D.(スタンフォード大学)、経済学博士(神戸大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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