内容説明
急増するペットを介した細菌感染、集団食中毒が後を絶たないＯ１５７、抗生物質が効かない耐性菌による院内感染、続発する新型インフルエンザ…。日本でも急速に拡がりつつある感染症の脅威から自分たちの身をどう守ればよいのか。科学記者が最前線を徹底レポートする。
目次
１章 暮らしに潜む危機（ペットブームの落とし穴；エキノコックスが本州にやって来た ほか）
２章 止まらない新型の出現（新型インフルエンザ出現前夜；西ナイル熱、大都市を襲う ほか）
３章 撲滅できない感染症（ニッポンは、はしか大国―脆弱なワクチン政策；結核を制圧できていないワケ ほか）
４章 病原体と人体の不思議な関係（歴史を変えた感染症；感染症根絶はできないか？ ほか）
５章 感染症から身を守る（結核―長引く風邪に似た症状に注意；麻疹（はしか）―子どもに最も怖い病気の一つ ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さとー
1
わりとオススメの本、一般人にも比較的分かりやすく、かつ正しく感染症のことが書いてあるます。正しい知識が広がるのはとても大事。マスコミのみなさんにはもっとこういう仕事をしてほしいです！2012/10/08
幡ちくま
0
2006年刊。人畜共通感染症・エキノコックスを始め、レジオネラ症、O157、鹿肉による肝炎、耐性菌、SARS、鳥インフルエンザなど、世間を賑わせていた様々な感染症を広く浅く取り上げる。さすが新聞だけあって読みやすく分かりやすい。2024/05/19
