出版社内容情報
二〇〇一年一月一日より京都新聞連載の好評コラムの単行本化。毎日一文字の「書」を選定、カラー図版とともに、これにちなむ歴史や文化、時事、生活など、著者独特の語り口で紹介する一年三六五篇。
内容説明
毎日1文字の“書”との出会いが一日を豊かにしてくれる。京都新聞朝刊一面連載の大好評コラム。歴史・文化・芸術・生活、あらゆる分野を縦横に駆けめぐる。
著者等紹介
石川九楊[イシカワキュウヨウ]
1945年福井生まれ。京都大学法学部卒業。書家。京都精華大学教授・文字文明研究所所長
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムーミン
26
字に対する見方、上手下手、美醜、整乱……概念が崩され、じっくり見ていると味があって、思いました。思いました。2022/07/21
コジターレ
8
書が好きな人にはたまらない一冊だろう。さまざまな文字を指でなぞり、著者のコメントを読み、想像を膨らませながらまた文字をなぞる。至福の時間だった。そして、僕はやっぱり隷書と篆書が好きだと再認識。久しぶりに筆を持ちたくなる。2016/04/07
雲
2
毎日一文字ずつ。その日にまつわる一文字をさまざまな古典からチョイス。 著者の書の技術的な、或いは系譜的な見方は素晴らしく、何回でも目を通すことになりそう。 文字はその人が出る。聖武天皇の厳しさに驚いた。2020/09/04
サティ
2
書にまつわる話・・こんな書き方もあるんだ・・。この本は、借りて読むものではなく、家に置いて、書を書くときの参考にしたいなぁ。。それと、季節に色があるんだなぁって思いました。☆~(δ。δ)♪2013/10/13
ygreko
2
書の良し悪しはわからないけど、いろいろ見れて、わかり易い文章が付いているので、自分もやってみたくなるが、やはり、筆墨硯を用意するとなると、想像するだけで気持ちが落ち着いたような、それで満足する、繰り返しで読了。2011/08/06